梅雨が明け、心配になるような真夏日が続きますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?気温が高くなると傷みが気になり、なかなか生花が飾りにくいものです。そんなときには爽やかなグリーン、枝ものや葉ものがおすすめです。お花屋さんでは「ドウダンツツジ」や「アセビ」など1ヶ月ほど持つような、元気な枝ものを入手することができます。お庭があるご家庭は、お花が咲いてなくても、剪定がてら枝をカットして花瓶に入れて飾ると涼しげで癒されます。
夏でも長持ちする枝もの3選
長持ちの代表格「ドウダンツツジ」
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名前にツツジという名前がついていますが、
皆さんの知っているツツジとは全然違う白くて釣鐘状の花をつけるドウダンツツジ。
春のお花から夏の新緑を経て秋には紅葉するドウダンツツジは、一年を通して楽しめる植物です。
実は、新芽の時を過ぎ、葉がしっかりしてきた夏場が一番日持ちが良いと言われています。
枝ものの中でも一番長持ちすると言われており、涼し気な見た目と枝ぶりの良さに日持ちの点がプラスされ、夏の枝もの代表のような存在です!
花瓶の水が汚れにくいのも特徴で、水の嫌な匂いもあまり気になりません。
せっかく水を入れ替えても暑さですぐ水が悪くなったり、
他の切り花の元気がなくなる真夏が一番元気で長持ちするなんて、
なんとも心強いドウダンツツジです。
生命力あふれ力強い「アセビ」
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ドウダンツツジと同じくツツジ科のアセビ。
花の形もよく似ているのですが、秋には紅葉し落葉するドウダンツツジと違い、
アセビは常緑樹。冬でも緑の葉を茂らせています。
こちらも新芽の時期を過ぎ、葉がしっかりしてきた夏が一番長持ちするので、
ドウダンツツジと並んで人気の枝ものです。
同じような特徴を持つアセビですが、ドウダンツツジよりも葉が密集していて力強い印象を与えるアセビ。
ドウダンツツジが癒やしなら、アセビは元気をくれる、そんな存在です。
よりフレッシュな「樹」を感じることができ、枝というより木を生けているようなそんな感覚です。
庭や鉢植えで木を育てることが難しい方にもおすすめ。
そんな生命力あふれるアセビで夏バテ気味な気持ちも吹き飛ばしたいですね!
夏に飾る春の定番「ミモザ」
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ミモザと言えばみなさんご存じ!春の定番、大人気のあの小さくて黄色くてふわふわした花をたくさん咲かせるあの木です。
でも、植物学的に厳密にいうと、みなさんが「ミモザ」と思っている「ミモザ」は「アカシア」であって、本当のミモザはオジギソウのことを指すそうです。
遠い昔に間違って定着してしまった名が今の日本では当たり前に使われているのですが、とってもややこしいので、ここではみなさんが思っているあの有名な「ミモザ」を「ミモザ」として進めていきますね。
実際、お花屋さんでも「ミモザください」といえば皆さんの思っている通りのミモザを出してくれると思います。
難しい話は少し置いておいて…(興味のある方はぜひ調べてみてください!)
そんな「ミモザ(アカシア)」の仲間「デアネイ」が、夏の枝ものとしておすすめというお話をします!

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こちらのグリーンは、アカシア デアネイというミモザの仲間。
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なぜあえてミモザの葉ではなくデアネイなのか?
ミモザの仲間ではありますが、ミモザと大きく違うのは葉の色です。
シルバーリーフと言われる銀色がかった葉をもつミモザに対し、デアネイの葉は緑。夏にぴったりな元気でフレッシュなグリーンです。
またミモザよりも葉が細かく分かれ枝が垂れるような姿が涼しげです。
ミモザファンの方はぜひ、夏のミモザとしてぜひ一度飾ってみてくださいね。
枝ものを長持ちさせるポイント!
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1. 買ってきたらすぐに下処理をする
買ってきたら水揚げ(枝が花瓶から水を吸い上げやすくする処理)を行います。
枝元をゴボウを斜め切りにするようなイメージで斜めに切り、さらに縦に切込みをいれます。
枝が細い時は一文字でOKですが、太い場合はさらに逆方向にも切込みを入れ、十字にすると良いでしょう。
2.水につかる部分の葉はとりのぞく
葉が水につかっていると水が汚れやすくなります。見た目にもすっきりするので、水につかる部分の葉はとってしまいましょう。
3.水の管理をしっかりする
枝ものは水をたくさん吸水します。水が減ってきたら水を足して、水が汚れてきたら水を替えましょう。
またこの時、キッチン用の漂白剤を1~2滴垂らしておくとバクテリアの繁殖を抑え、水の濁りやぬめりを防止する効果がありますよ。霧吹きで葉に水を吹きかける「葉水」も効果的です。
以上のポイントをおさえたら、枝ものも心地良いと感じる場所は人間と同じです。
直射日光を避け空調の風が直接あたらない、風通しのよい涼しい場所に置いてあげましょう。
枝ものにぴったりな花瓶3選
枝ものは生花に比べ長さも重さもあるため、まずは倒れないことが何よりも大切です。
その点を踏まえて、枝ものにぴったりなonajimi花瓶を3つ選んでみました。
1. どすんさん Lサイズ
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名のとおり、どすんと大きな植物を受け止めてくれる安定感。
口の部分にくびれがあることで大きくても持ちやすいのがうれしいポイントです。
涼し気な夏の枝ものは、中の水や枝の部分が見えることも涼しさの秘訣。
クリアタイプのどすんさんは、日差しの当たる窓辺に置いて差し込む光や影を楽しむのもステキです。
2.陶器のカゴバックさん&つつさん

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夏らしいカゴのバスケット風のこの花瓶。ここから緑が出ているとステキだと思いませんか?
陶器のカゴバックさんは正確には花瓶のカバー。
中にセットの「つつさん」を入れることで、まるで花瓶のように使用することができるのです。
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クリアタイプのシンプルな花瓶で楽しみたい時は、「つつさん」を単独で使うこともできます。
ドライフラワーになった枝ものなら、直接カゴバックさんに飾ることもできちゃう、なんともお得な花瓶のセットです。
3.うみいろ大壺 Lサイズ
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4.お壺さん 全サイズ
夏の枝ものを生けるためにあると言っても過言ではないこの花瓶。夏が来るたびにおすすめしている気がしますが、それぐらいおすすめな夏の花瓶です。
植物が入っていない状態ですら涼し気なこの花瓶。この中に水とフレッシュなグリーンの枝ものが入ると、もうそこは夏のステキな空間です。
床置きもできる安定感で、玄関の顔としてもおすすめですよ!
植木鉢と花瓶の専門店onajimiオリジナル花瓶 お壺さん→
つぼのような形で口もとは細いのに、下にはたっぷり水が入る形のお壺さん。
下の部分は水を入れることで重い枝を支えるのに十分な安定感もありますし、細くすぼまった口もまた、枝をしっかり支えてくれるので、入れた植物が思った方向を向いてくれずくるくる回って良い感じに定まらない…というストレスがありません。枝ものにはぴったりな花瓶です。
大ぶりの枝を飾るならLサイズ、枝ものの長すぎる部分や不要な部分をカットした小さな枝ならSサイズと、どんな大きさの枝ものにも対応できるお壺さんはどのサイズもおすすめです!