ガジュマルの育て方 ~ぴったりな植木鉢を選ぼう~
1、ガジュマルとは?
ぷっくりした幹がユニークなガジュマル。インテリアとして考えている方も多いのではないでしょうか?
ガジュマルは東南アジアを中心に亜熱帯から熱帯地方に幅広く分布する常緑高木です。日本では、沖縄や屋久島で見ることができます。
生命力がとても強く、また、その個性的な見た目から観葉植物としてもとても人気です。植える鉢によってかわいらしくも、かっこよくもなるので、インテリアとしてもおもしろく、女性にも男性にも人気です。沖縄ではガジュマルには「キジムナー」と呼ばれる妖精のようなものが住んでいると言われており、また、「多幸の木」などとも呼ばれ、縁起物としてギフトに選ぶ方も多いですよ。
2、ガジュマルの育て方
2-1、置く場所
その生息地からもわかるように、ガジュマルは日光が大好き。屋内でも屋外でも育てることができますが、それぞれの注意点に気を付けましょう。
屋内で育てる場合
日当たりのいいベランダや明るい窓辺など、風通しが良く日光の当たる場所に置きましょう。基本的には日光が大好きですが、夏場の直射日光は強すぎて葉焼けを起こすことがあります。夏の昼間はレースカーテン越しなど、少し日差しを調整してあげましょう。
とても丈夫で耐陰性もありますが、日照不足が続くと元気がなくなってしまうので、日の当たらない場所に置く場合も、時々日光浴をさせてあげましょう。
また、エアコンの風が直接当たるような場所は避けましょう。
屋外で育てる場合
暖かい地域で育つガジュマルは、春から秋にかけてなら屋外でも育てることができます。日当たりの良い場所で十分日光を当ててあげてください。しかし、夏場の直射日光は強すぎるので、軒下などの明るい日陰がベストです。
丈夫な植物なのである程度の寒さには耐えられるかもしれませんが、寒くなってきたら室内の日当たりの良い場所に移してあげる方がよいでしょう。
2-2、水やり
ガジュマルも他の植物と同じで、水やりのタイミングはとても大切です。少なすぎると枯れてしまいますし、多すぎると根腐れの原因になりますが、基本的に大事なことは、「土が乾いたら水をやる」ということです。
ガジュマルは初夏から秋にかけて良く育ちます。成長期の5月から10月は土の状態を見て、乾いているようなら毎日でもたっぷり水をあげてください。特に真夏は注意する必要があります。小さい鉢で保水が難しい場合は、朝と夕の1日2回水やりしてもOKです。
気温が下がってくる冬場は、ガジュマルの成長もほぼ止まってしまうので、土が完全に乾いてから数日後の水やりでOkです。ある程度乾燥させた方が、樹液の濃度が上がって耐寒性が高まるそうです。水のやりすぎには注意しましょう。
また、葉水(霧吹きなどで葉に直接水をかけること)も効果的です。こちらは一年を通して行ってもOKです。空気中の湿度が保たれるので、ガジュマルの好む湿潤な環境を作ることができ、ハダニなどの害虫の予防にもなります。また、夏場は葉の温度を下げる効果もあります。
3、ガジュマルにおすすめな植木鉢
ガジュマルを育てる上で大事な鉢選び。長くかわいがってあげるため、インテリアとしてのデザインももちろんですが、それぞれの株に適したサイズのものを選んであげましょう。
3-1、サイズの選び方
ホームセンターやガーデンショップでもよく目にするガジュマルですが、大きさは高さ10cmほどの小さな卓上サイズから、1メートルぐらいの大きな床置きサイズまでいろいろあります。置きたい場所によって選ぶガジュマルと、鉢のサイズが変わってきます。
買ってきたガジュマルを、好みの鉢に植え替える際には、元々植えられている鉢の号数より、1~2号大きいものが適しています。ガジュマルが成長するにつれて根も成長します。そのままの大きさの鉢で育てると根がつまってしまうので、一回り大きい鉢が理想のサイズなのです。
また、大きすぎる鉢や深すぎる鉢は、土の量が多いのでその分水分量も多くなってしまします。根腐れの原因にもなるので、浅鉢を選ぶか、深めの場合は鉢底に鉢底石(軽石)を敷いて、水はけをよくしましょう。
3-2、サイズ別 ガジュマルにおすすめの植木鉢
1.卓上サイズにおすすめ!
誉
和モダンな雰囲気とマットな質感がガジュマルにぴったり。
初めてガジュマルを育てる方は小さめサイズからはじめてみませんか?
2.棚の上に!
ましかくさん
北欧風のインテリアにもなじむシンプルなデザイン。個性的なガジュマルを引き立ててくれます。
階段や玄関の隅に床置きしてもOKですし、スリムで場所を取らないので、テレビボードや窓辺にも!
3.床置きサイズにおすすめ!
のっぽな円柱さん
はじめて大きな植物を育てる方にもおすすめのシンプルなデザイン。インパクトのある大きなサイズのガジュマルを育てるのにぴったりです。
ぜひ参考にしてみてください。