ドウダンツツジを長く楽しむコツ
春から夏にかけてインスタグラムを開くと、おしゃれなキッチンやリビングの写真にはだいたい写っている大きく広がるドウダンツツジ。
その素敵な光景に「ドウダンツツジのある暮らし」に憧れている方も多いのでは?
初心者に大きな枝ものは扱えるの?とためらう方もいるかもしれませんが、実はドウダンツツジは、買ってきた枝を大き目の花瓶にさっと挿すだけでさまになる優れものなのです。
インテリアとしては有名なドウダンツツジですが、その植物についてはよく知らないという方に、ここではドウダンツツジを長く楽しむコツなどを紹介していきます。
ドウダンツツジのある暮らし
1、ドウダンツツジとは?
ドウダンツツジは公園や一般家庭のお庭や玄関回りに植栽されることも多い日本ではおなじみの花木です。枝分かれする様子が、昔、宮中などで夜間に使用された結び灯台の三本の脚の部分に似ていることから、「トウダイ」が転じてその名がついたと言われています。
春には花が咲き、夏には新緑、秋には紅葉と、生垣などでは四季を通して楽しめる植物なのですが、切り枝として主に流通しているのは、花が終わったあとの新緑の状態のもの。ドウダンツツジは桜や梅と同じように、葉がつく前に花が終わってしまうのです。
2、ドウダンツツジの人気の理由
お部屋に飾る枝ものとしてドウダンツツジが人気になったのはSNSの影響が大きいようです。人気の理由は、なんといってもその繊細な見た目です。小ぶりで美しい緑の葉とごつごつしていない枝は、日本人の女性に好まれる出で立ちです。インテリアとの相性も良く、フレッシュなグリーンは透明の花瓶に張った水と相まって、暑い季節でも空間に爽やかさをプラスしてくれます。水が汚れにくいので写真映えも抜群で、これ一つでお部屋をセンスアップしてくれます。
また、丈夫で育てやすいのも人気の秘密。安価で手に入り、上手にお世話すると何ヵ月も持つ。お手入れのしやすさとコスパの良さから、毎年リピートする方も多いみたいですね。
3、ドウダンツツジの活け方
生花店によっては、1メートルから2メートルほどの長さまで扱っていることもあるドウダンツツジ。近所のお店にない場合には、ネットでの購入も可能ですよ。
活けたい高さを決めたら、生花店でカットしてもらうのも良いですし、おうちで好きな長さに切って、いくつかの花瓶に分けていろんな場所に置くのも良いですね。
コンパクトに飾りたいなら…
小さな枝いくつかにわけて、小さい花瓶でいろんな場所に飾るのもおすすめです。小さい子供やペットのいる家庭でも安心して憧れのドウダンツツジを飾ることができます。
30~50センチのものがお店にあればよいですが、大きいものしか扱いがない場合は、いくつか枝分かれしているようなボリュームのあるものを買ってきて短くカットするのもOKです。
かわいい葉と繊細な枝が美しいので、小ぶりなドウダンツツジもとっても魅力的ですよ。また、一輪挿しでも挿すことができるので、花瓶選びの幅がぐっと広がります。
置く場所も、窓辺や洗面所、トイレなどリビングや玄関以外にも分けて飾ることができるので、家のあちこちに飾れば、暑い夏も瑞々しいグリーンとともに爽やかに乗り切れそうですね!
ダイナミックに飾りたいなら…
広い空間に開放的に飾りたいなら、1~1.5メートルの長さのものを数本用意するのが理想です。その際は、大きく安定感のある花瓶を選びましょう。
また、枝に触れるとひっくり返してしまうので、置き場所にも工夫が必要ですが、空間の広さや奥行きを活かして、ダイナミックに広がるドウダンツツジは本当に美しく、その空間の主役になります。小さなもので慣れてきたら、ダイナミックな活け方にもぜひチャレンジしてみてください。
リビングに床置きの花瓶で背の高さまで広がるドウダンツツジを飾れば、おしゃれで最高のリラックス空間ができあがります。キッチンカウンターに置いて、天井まで届きそうなドウダンツツジを見ながらのお料理も気分があがりそうですね。ダイニングテーブルからの眺めの素敵なものになりますよ。
4、長持ちさせるコツ
枝ものの中でも特に長持ちするドウダンツツジですが、せっかく買ってきたものはできればより長く楽しみたいですよね。買ってきたドウダンツツジを長持ちさせるにはどうすればいいの?
4-1、購入時期
長ければ4月頃から10月頃までお店で見ることのできるドウダンツツジですが、購入に特におすすめの時期は6月です。出始めの頃は小ぶりなものが多く、葉も柔らかいため、2週間持たずに元気がなくなってしまうこともあります。また、秋を迎える頃には、紅葉し始め日持ちが悪くなってしまいます。切り枝が一番元気なのは6月~8月ですが、長く楽しむためにも6月の購入がおすすめです。
4-2、購入してきたドウダンツツジの処理
少しでも長持ちさせるためポイントになるのが「水揚げ」です。ドウダンツツジは枝が細く吸い上げられる水の量が少ないため、根本の切り口を斜めにカットすることで水に接する面を広くします。
表面積を増やすため、根本の外側を下から3センチほど、削ってあげると良いでしょう。また削った3センチほどの部分を先端から十字に切り込みを入れることで、さらに水の吸収を助けてあげる効果があります。
下処理の済んだドウダンツツジを新聞紙で巻き、根本から30センチほどを深いバケツなどにいれて半日ほどつければ水揚げの完成です。
ドウダンツツジはその繊細な枝が魅力の一つではありますが、購入時にできるだけ太い枝を選べば、それだけ吸水能力が高くなります。見た目の好みも大事ですが、長持ちさせるためには、幹が細いものより太いものがおすすめです。
4-3、日々のお手入れ
花瓶に入っているのがドウダンツツジのみであれば水が濁りにくく、毎日の水換えは必要ありません。ただ、汚れていないように見えても、細菌が増えやすい夏場なので、2~3日の一度の水換えを心がけましょう。水換えの際には、根元のぬめりを落とし、また少し切り口をカットしてあげると良いです。
エアコンや直射日光の当たらない場所に置き、傷んできた葉や枝があれば、他の元気な葉のためにもその部分を切ってあげましょう。
これらのことに気を付け、できるだけ長くドウダンツツジのある暮らしを楽しんでみてください。
ドウダンツツジにおすすめのonajimiの花瓶5選!
1、ダイナミックに飾りたい!
枝ものを飾るのが初めてでも、やっぱりSNSで見たような、大きく枝を広げたダイナミックな飾り方に憧れるという方にはこの花瓶がおすすめです。夏の爽やかな枝ものということもあり、初めてはぜひ透明の花瓶に活けてみてください。
また、大きな枝を飾るのに必要な安定感も兼ね備えたお壺さんのLサイズ。お水が入るとよりおしゃれに見える壺型の大きな花瓶です。とうめい・クリアブラック、どちらもインテリアに馴染みやすいクリアタイプですが、お好みに合わせてお選びください。
2、花瓶も爽やかに夏を演出したい!
その名の通り少し青みがかった海いろのクリアな花瓶は、夏のインテリアにぴったり!遊び心感じる歪んだラインとボトルメールを思わせる形が、より一層海を連想させます。
光が当たるところに置いて、中の水の反射も楽しんでほしい花瓶です。Lサイズなら高さも50センチと、背の高い枝ものも安心。小枝に分けたドウダンツツジなら、SサイズやMサイズもおすすめです。
3、和室や和モダンなインテリアにドウダンツツジを!
小さい一輪挿しタイプですが、小枝に分けたドウダンツツジを和室にも飾りたい!という方におすすめなのが陶器のこの花瓶。
グリーンの枝ものとたいへん相性がよく、ガラス花瓶とは違った高級感を演出してくれます。落ち着いた印象で、和モダンなインテリアや、洋風でもスタイリッシュで無骨なインテリアにはしっくりくるデザインです。
4、個性を出したいおしゃれさんに!
ドウダンツツジと透明のガラスとの相性が抜群なので、どの写真を見てもドウダンツツジとクリアガラスがセットのように飾られています。
それはそれで間違いなくおしゃれなのだけど…もう少し人と違った個性が欲しい…という方におすすめなのがこの花瓶!
花瓶そのもののインテリア性が高く、色付きガラスながらも、クリアガラスの透明感も残しています。Lサイズなら大き目のドウダンツツジも大丈夫。斬新なようで控えめな色味もおしゃれの秘密です。
5、大人っぽくスタイリッシュに飾りたい!
宝石のようにカットされた六角形が美しいクリアガラスの花瓶。クリアで縦長の花瓶はドウダンツツジとの相性も抜群です。夏の爽やかさと大人っぽさを兼ね備えたデザインで、省スペースで飾れるのも魅力的ですね。とうめい・クリアブラック、どちらもインテリアに馴染みやすくおすすめです。お好みに合わせてお選びください。